一般的に引越しとなると一大イベントなのだが僕の場合そうでもない、なぜならこの11年間で8回目の引越しとなるからである。なぜ8回も引っ越すはめになったのかはさておき、とにかく引っ越すことにした。
さて、引越しにつきものといえばまず荷物の整理である。ちなみに今の部屋には1年半位住んでおり、やはりそこそこの荷物の山が出来た。んがしかし全く焦りはなかった・・・なぜならこの俺はその辺のやわな男とは違う「物が捨てられる男」なのである、過去7回の引越しが俺をそう変えたのだった。
ではどうすんのか？
まず荷物をランダムに手に持ち3つに分ける。
A、「絶対いる」（即答）
B、「う〜ん・・・いるかも・・・」（5秒以上）
C、「絶対いらね」（即答）
まずＣである。これは意外と少ないのでさっさと処分（捨てる・売る・あげるなど、以下省略）する。
次にAである。これは大抵生活必需品であったり高級品であったりするので「持ち越し確定！」である。
そして最後にBである、はっきり言ってここからが修羅場だ。なぜなら荷物の6〜7割は大体ここにたどり着くからだ。キャラで言えばドラクエの「竜王」であり、戦いで言えばスラムＤの「山王戦」である。まずは戦いの前に水などの水分補給、喫煙者であれば煙草の一服でもかましリラックスする事が大事だ、「冷静な判断」「情に流されない」これがこの戦いを左右するからである。「迷らば処分」これを肝に銘じておくのも良いだろう。では本題に取り掛かろう。Ｂは大きく2つに分かれる、まずは「今は夏（冬）だけど冬（夏）になったら・・・」とか「この状況になればこいつは必要だ！」という言わゆる「たられば物」だ。これらの大半は処分する事をお勧めする、実際なきゃないで何とかなるしそんな状況になる保障もない。だいいちＡでない時点で高価格である可能性は極めて低いのである。次に「こいつ昔活躍したな〜」とか「こいつとは苦楽を共にしたなぁ・・・」という言わゆる「情物」だ。これらも大半は処分する事をお勧めする。実際なきゃないで何とかなるし一度活躍したからといって二度ある保障はない。だいいち過去の思い出なんかに縛らせず新たな出会いに歩き出すのが人の醍醐味と言うものである。
っとまぁ簡単に説明すると、大体こんなもんである。いつも大半は処分しているのだが、決して物を大事にしない訳ではない。実際今使用しているバスタオルは小学生の時から愛用している。
んで「人一人生きて行くのに必要な物なんてこんなもんだろう・・・」とつぶやき古巣を後にするのである。
